ジブリパークでお芝居?運営会社や求人はどこ?いつから?ジブリショーやパレードに期待の声も?

5月31日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に、「ジブリパーク」が開演することが、発表されました。

県庁で記者会見をした鈴木敏夫プロデューサーは、自然を大事にしつつ、細部にこだわったジブリの世界観を演出するとの話です。

またこれに合わせて、運営会社による求人活動も始まりましたが、働くにはどこから応募すればいいのでしょうか。また、お芝居についてやスタジオジブリの歴史についてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

ジブリパークでお芝居?天才鈴木Pが考える構想とは?

5月31日に愛知県庁で開かれた会見で、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、衝撃的な発言をポロッとこぼしました。

実はね、映画だけじゃなくて、お芝居とかやっていきたい

パーク内でのジブリ作品の上映について問われると、このような回答をした鈴木P。

ジブリ専用の特設劇場で、ジブリのお芝居が見られるとなれば、その人気度・注目度は計り知れません。

まだ詳細なことは発表されていませんが、ディズニーパレードのようにパーク内でジブリのショーやお芝居が見られるようになれば、リピーターが出ることは間違いありません。

会見中でもディズニーという言葉が何度か出てきたため、ディズニーの成功要素を真似る可能性はとても高いです。そうなると、パレードなどが開催されることも十分にありえます。

実は乗り気じゃなかった鈴木P

今回のジブリパークの構想について、まるで結婚のようだと例えた鈴木P。

というのも、今回の構想は実は数年も前から、大村知事からアプローチされており、これについて何度も検討を重ねたという話。

そして、中日新聞社が仲人となり、今回の合意へと至りました。

合意書は結納、心境はマリッジブルー。今日の会見も、逃げ出したくなる気持ちもあったとのこと。

これまで生涯をかけて、宮崎駿監督と一緒にまるで子供のように育て上げてきたジブリ作品。そのジブリの大掛かりなテーマパークを、建設するとなると、その気持は失敗する恐怖とやってみたいという好奇心から、複雑な心境に陥ってしまうようです。

しかし決心した以上は、本気でやってくれることは間違いありません。そもそもジブリはこれまでに、どんなことにも手を抜いたこともありません。

数々の成功を収めてきた鈴木Pが、これほど躊躇してしまうほどに、ジブリパークというのは気合の入ったものとなるのでとても期待が持てます。

ジブリパークの運営会社はどこ?求人はいつから?

合同記者会見での発表によると、ジブリパークは、愛知県、スタジオジブリ、中日新聞社の3者が合同で管理・運営をしていくとのこと。

それぞれの役割担当は、下記の通りです。

  • 愛知県:施設整備
  • スタジオジブリ:企画・監修
  • スタジオジブリと中日新聞社の共同出資会社:管理・運営

ジブリパークでお芝居?劇場を作り演劇する構想も?また運営会社や求人はどこ?いつから?

そのため、働きたい方は自分がそこで何をしたいかが、はっきりしてからでないと、応募先も明確にはできません。

施設整備をしたい方は愛知県へ応募

施設整備をしたい方は愛知県が管理するとのことなので、愛知県で入札が行われ下請け業者が決まってからでないと、応募は難しいです。

しかしこれは遊具の点検などになりますので、あまり人気のある職ではありません。

企画・監修をしたい方はスタジオジブリへ応募

こちらはパーク内で行われる新しい企画を考えたり、新しい施設や遊具の設計を考えるようなお仕事になります。

非常に重要度も高く、希望者も多くなることは間違いありません。

一般公募で人を集める可能性も低いですが、もし仮にある場合は公式HPで募集案内が出ますので、そちらからご応募ください。

スタジオジブリの公式HP

管理・運営したい方

スタジオジブリと中日新聞社の共同出資会社が、担当する業務がこちらの管理・運営になります。

パーク内への来場者の方に接客をしたり、ショップや飲食店の業務、展示物や施設の清掃・維持管理業務を担うこちらのお仕事。

最も人気度が高く、公募される可能性が非常に高いので、一般の方でも参加しやすい業務です。

かつてUSJがオープンした際は、開園の10ヶ月前にスタッフの募集が、始まりました。

そのため、ジブリパークの求人も2021年の末~2022年の春先までの間には、何かしらの応募が始まるとみていいでしょう。

完成予想図やアトラクションは?

2022年の秋、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)に建設される予定のジブリパーク。

ディズニーランドのようなテーマパーク的な要素も入れつつも、あくまでも公園として整備していくため、すでに公園内にある既存の施設や土地を生かしながら、建設を進めるとのこと。

公園内には、大きく5つのエリアに分けられます。

  • 「青春の丘エリア」
  • 「ジブリの大倉庫エリア」
  • 「どんどこ森エリア」
  • 「もののけの里エリア」
  • 「魔女の谷エリア」

園内には、耳をすませばに登場した地球屋や、もののけ姫のエミシの村だけでなく、魔女の宅急便やハウルの動く城に登場したヨーロッパ風の空間なども、整備される予定です。

22年秋の開業時には、「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」の3エリアだけで運営し、1年ほどかけて徐々に残りのエリアも建設が終わり次第、お披露目していくそうです。

スタジオジブリのご紹介

宮崎駿監督と徳間書店が中心となって設立されたスタジオジブリ。

これまで、「風の谷のナウシカ」の成功から始まり、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「火垂るの墓」など名作を次々と生み出していきます。

ジブリの作品が大ヒットを記録したのは、1989年の「魔女の宅急便」でした。264万人の来場者数という記録を打ち立て、配給収入もこれまでとは文字通り桁違いとなりました。

スタジオジブリの会社のマークがトトロの理由

スタジオジブリの会社のマークに、なぜトトロが使われているのかというと、トトロが特別ヒットした映画だったから、というわけではありません。

トトロの映画が公開されてから2年後、あるぬいぐるみメーカーの人から、「これこそぬいぐるみにすべき」と熱心な営業を受けます。

そのことから、グッズ化して販売してみた所、これが大ヒット。以降しばらくの間、ジブリの映画作品の製作費の多くは、このトトロのぬいぐるみから捻出されるようになりました。

稼ぎ頭のトトロ、会社の大黒柱のような存在になったトトロに敬意も込めて、会社のマークにしたという話です。

新スタジオ建設とアニメを2本製作するという偉業

大ヒット記録を打ち立てたものの、製作スタッフの給料は平均の半分ほど。300平米に90人のスタッフを詰め込み、朝から晩まで働くという環境では、今後も作品を安定して生み出していくことは難しいと宮崎駿監督は考えます。

大きなスタジオを建設し、スタッフをたくさん集め、作品をたくさん作る。そのために、宮崎駿監督は一人で「紅の豚」の製作と新スタジオの設計を始めます。

この時、スタジオジブリは「おもひでぽろぽろ」も製作しており、これにスタッフはかかりっきりでした。もちろん宮崎駿監督も作業しています。つまり宮崎駿監督は一人で、3つの作業を受け持つことになりました。

大変な時期を乗り越え、作品2つと新スタジオの完成をほぼ同時期に成し遂げた宮崎駿監督。ここからさらなる新たなジブリ伝説が、始まります。

ジブリの戦略

スタジオジブリのすごい所は、作品としての完成度だけでなく、興行的な成功もしっかり収めていることです。

普通、名作と呼ばれるような作品は、有名な人気の役者でも使わない限り、何か大きな賞を受賞しなければ知名度も出ないため興行収入も上がりません。

だからといって、とにかく人気役者ばかりを使って、大量のド派手なシーンと流行を取り入れたような作品は、最初だけは売れても中身が無いためすぐに廃れます。

その両立を図るために、スタジオジブリは3つの戦略を立てました。

1 作品の完成度の高さ。
当時の日本人の社会情勢や人間が持つ善悪など哲学的・社会的な問題と同時に、高度なアニメーション技術も積極的に取り入れ、作品の完成度を高くします。

2 実績の積み重ね。毎回とは言わずとも、ヒット作品を作り続けることにより、知名度や期待度を上げて、アニメという枠に縛られない幅広いファン層を獲得しました。

3 大規模な宣伝。日本人は平均的に1年間に1本ほどしか映画を見ません。そんな人達に映画館へ足を運んでもらおうとすると、とにかく熱く熱く宣伝を行うというわけです。

「もののけ姫」という伝説の映画

もののけ姫はジブリにとってあまりにもハイリスクであり、冒険的にすぎる映画作品でした。

通常の20倍の予算、ジャンルが時代劇アニメという時代錯誤な作品設定、同時期公開のジュラシック・パークという強すぎるライバルの存在から、周囲の人は誰もが反対しました。

しかし、時代劇アニメの製作というのは、宮崎駿監督の長年の夢であり、会社の規模や自分の年齢から考えて今しかないと考えます。

そしてその結果は、ご存知の記録的な大ヒット。社会現象とまでなり、ジブリの評価はまたさらに飛躍的に上がります。

「千と千尋の神隠し」によって不動の地位へ

千と千尋の神隠しの映画の記録は、あまりにも衝撃的なものでした。

日本映画の記録を破っただけではありません。動員2380万人、興行収入308億円、ビデオの販売数550万本出荷(10万本でヒット作)、半年後にテレビでOAされた際の視聴率は46.9%などなどまさに偉業としか言いようがない記録です。

ベルリン国際映画祭やアカデミー賞でも高い評価を得たことから、日本国政府までもがスタジオジブリをもてはやします。

この成功には作品自体の素晴らしさだけでなく、鈴木敏夫プロデューサーという鬼才の存在ももちろんありました。

例えば彼が他に協力した作品では、押井守監督作品「イノセンス」が、前作の10倍の興行成績をあげるなど、鈴木Pの能力の高さは客観的に見ても非常に素晴らしいものです。

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