5月8日、東京都千代田区にある、「株式会社アルフリードゲームス」が、倒産したことが明らかになりました。
当社はスマホゲームアプリの開発会社を手掛けていましたが、2月26日から事業を停止。さらに、事業売却の目処も立たず倒産したことで、従業員は給料2ヶ月分が未払いのまま、全員解雇となり問題となっています。
なぜ倒産することになったのか、この会社の代表作や社長についてなど、気になる情報をご紹介していきます。
アルフリードゲームスの作品・代表作
- 会社名:(株)アルフリードゲームス
- 設立:2017年3月23日
- 住所:新宿区西新宿6-15-1
- 資本金:2500万円
- 登記住所:千代田区西神田3-5-3
- 企業コード:024170577
- 法人番号:1010001182389
皮肉にも、破産したことで一躍全国で、有名となったアルフリードゲームスですが、どのようなゲームを作っていたのでしょうか。
会社が主体となって開発したアプリゲームは、今年の3月にリリースされる予定でした。
しかし、開発が遅れたことや、資金繰りが困難となったことにより、破産してしまったことから、代表作は1つもありません。
また2017年に設立されたばかりでしたので、業界での評判も全く無いに等しく、事業売却も模索しましたが、当然そんな会社を買いたいと名乗り出る人が現れませんでした。
結局、多くの従業員から完全に無意味な作業をさせて時間を奪い、多額の費用を浪費しただけで、終わってしまうという結末となります。
倒産した理由とは?
気になる会社の倒産理由ですが、一番の原因は開発期間の遅れと、あまりにもギリギリな資金繰りの状況でした。
自社で初となるアプリゲームを、2019年3月に発表することが、予定されていましたが、開発が遅れたことで商品化できずに、2月から急激に資金繰りが悪化。ついに破産手続きをすることになりました。
その負債総額ですが、なんと約3億3600万円。アプリゲームは、安いものだと一人で1ヶ月あれば開発できるこの時代に、たった1つのゲームにここまでお金をつぎ込めたのはある意味偉業です。
社長の奥津秦彦の経歴や今現在の様子は?
■奥津秦彦の経歴
- 誕生日:1969年6月2日
- 1997年10月朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)入所
- 2002年6月公認会計士登録
- 2008年2月奥津公認会計士事務所開設代表(現任)
- 2009年10月株式会社もりぞう監査役
- 2011年9月税理士登録
- 2011年12月スパイシーソフト株式会社入社経営管理部長
- 2012年6月スパイシーソフト株式会社監査役
- 2013年12月株式会社バンク・オブ・イノベーション常勤監査役
- 2015年7月当社社外監査役
- 2017年3月株式会社アルフリードゲームス代表取締役(現任)
- 2018年6月有限責任開花監査法人設立パートナー(現任)
- 2018年10月当社社外取締役(監査等委員)(現任)
28歳で監査法人に入り、33歳で公認会計士になった奥津さん。公認会計士の資格取得は、非常に難しいことで有名ですので、33歳で取得というのは早くはありませんが、遅くもありません。
開花監査法人は、大塚家具など大手企業の会計監査なども務めていたようで、かなり大手の法人です。
そのようなエリートコースを走ってきた奥津さんですが、ゲーム会社の監査をした際に、スマホゲームはかなり儲かるということを知り、自分も会社を設立してやってみたのではないかと、経歴から考えられます。
ネットでの反応
『会話によって社会現象を巻き起こすコンテンツを創る』ってまさしく企業理念通りになったのか。ただ、創ったのは炎上コンテンツだったわけだが(´・ω・`)
— LIA3383_3_13 (@LIA3383_3_13) 2019年5月15日
ガンホーゲームズは、めっちゃ儲かってるんだけどね。
パズドラ関連で数億円の利益出してるみたいだし。ゲーム会社と言ってもヒット作を出さない限り
利益は薄いのかなー?— 日生(ひなせ) (@00hinase00) 2019年5月15日
急に倒産は怖いな。予兆はあるんだろうが、沈む船からは早めに逃げるが勝ち。
— のっし (@nonononossi) 2019年5月15日
これかぁ!
守秘義務が徹底されてた印象— 笑也素人 えみーや@ボイゲ3出展:ゲームエンジンをつくってあそぼ (@shiroemiya12) 2019年5月15日
もっとがっつり言っておけばよかったですね><https://t.co/9iE81FMcJM
— 西達ヤン (@r_nsr24d) 2019年3月11日
破産したアルフリードゲームスの社長サン、大塚家具の監査人をフライングゲットの開花監査法人のPみたいだけど、仮に代表者も債務保証等の連鎖で破産ってなると公認会計士資格が停止になるけど、大丈夫なんでしょうかね。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2019年5月15日
登記簿見たところcrannovaに特に変わったところなし。アルフリードゲームスもとってみたけど、同じラトゥールに入ってるので(本店は千代田区)今回はアルフリードゲームスかな?と思います。
でもcrannovaは去年従業員退職か関連会社に移籍を迫ったようで、こちらもこちらで大変そう。— うただ☆ひかり (@hikari_utada) 2019年2月27日
倒産したゲーム会社はアルフリードゲームス(知らん
調べると代表の奥津泰彦氏は元バンクオブイノベーションの常勤監査役。
BOIのスピンアウトした会社かな?であれば形式上代表だけど実質の事業責任者は別の人か。最後まで売却の可能性捨てきれずに社員には黙ってたんだろうなぁ…— とろ玉🌔 (@torotama55) 2019年2月27日
アルフリードゲームスの社長奥津 泰彦氏は、株式会社シルバーライフ(9262)の社外監査役である。現時点で、株式会社シルバーライフの適時開示情報なし! https://t.co/hb4KzuX4hZ
— 平凡な労働者の一人™ (@macfreesoftjp) 2019年2月27日
> 経営陣…奥津泰彦
2011年12月スパイシーソフト株式会社入社経営管理部長
2012年6月スパイシーソフト株式会社監査役
2013年12月株式会社バンク・オブ・イノベーション常勤監査役
2017年3月株式会社アルフリードゲームス代表取締役(現任)なるほどなるほど?
— シド (@nacht_666) 2019年2月27日
話題のアルフリードゲームスの奥津泰彦さんの経歴面白いな。https://t.co/03MBoNcknF
公認会計士として、スパイシーソフトに監査で関わって「スマホゲーム儲かるやないか」と自分もスマホゲーム屋始めたって感じかな。そして、やっぱアカン、公認会計士として真面目に仕事しよってなったのが今かな— CCCP製 (@gyouretudaisuki) 2019年2月27日